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考証機材と資料リポート

ネイビーヤードVol.45 アーマーモデリング11月号別冊
ネイビーヤードVol.45
アーマーモデリング11月号別冊

艦船模型スペシャル 2020年 12 月号
艦船模型スペシャル
2020年 12 月号 [雑誌]




ネーバル・ヒストリー・シリーズ(2) 連合艦隊の興亡 2020年 05 月号 [雑誌]: 世界の艦船 増刊
ネーバル・ヒストリー・シリーズ(2)
連合艦隊の興亡 2020年 05 月号
[雑誌]: 世界の艦船 増刊



世界の艦船 2020年 06 月号
世界の艦船 2020年 06 月号 [雑誌]




ネイビーヤード(42) 2019年 11 月号
ネイビーヤード(42) 2019年 11 月号



艦船模型スペシャル 2019年 09 月号
艦船模型スペシャル 2019年 09 月号

★★★☆☆


考証機材:長門 大和 金剛 比叡 榛名 霧島 扶桑 山城 伊勢 日向 陸奥

2019/8/21更新

特集:太平洋戦争開戦時の日本海軍戦艦
【聯合艦隊 華やかなりし頃】

作例は下記のとおりとなっています。
ハセガワ1/350「長門」
泊地に停泊中のジオラマ仕立てとなっています。
猿島工廠のフィギュアがメインに使用され、配置されています。
エッチングパーツはハセガワの純正品、ライオンロア、フライホーク、ポントスモデルなど、現時点で手に入るものが使用されています。

ピットロード1/700「大和」就役時
甲板にはピットロード純正の木製甲板シールを使用。
エッチングパーツの裏側にはマスキングテープを貼って、部品の飛散を防止する、アクリル板等の硬い台を敷いておくと切り出しやすいなどのテクニックも紹介されています。

「開戦時の艦型」では、右舷と上面の二面図のモノクロイラストが、一艦1ページで紹介されています。

フジミ1/700特シリーズ「金剛」
全力航行する洋上ジオラマで、泡立つ波がリアルな作例となっています。

フジミ1/700特シリーズ「比叡」
「戦艦「比叡」(開戦時)の艦橋を3Dプリントで自作する」では、比叡の艦橋について詳細に解説されています。

フジミ1/700特シリーズ「榛名」昭和19年(捷一号作戦)改造
相違点が詳しく解説されています。

フジミ1/700特シリーズ「霧島」1941年
資料を吟味し考証を反映させる作例です。

フルスクラッチビルド1/200霧島

フジミ1/700扶桑
アンバランスさが魅力の艦橋をバランス良く組み立てる。
パッションモデルの「エッチングベンダー改」を試してみる。

アオシマ1/700「山城」1942年(リテイク)
訓練に勤しむ「山城」をディオラマ仕立てで表現する。
1/700ながらフィギュアがリアルに配置されています。

ハセガワ1/700伊勢
艦橋のピンポイント改造でプロポーションを整える。

フジミ1/700特シリーズ「日向」昭和16年
航空戦艦に改装される前の戦艦時代の「日向」を再現する。

アオシマ1/700陸奥
フライホークのエッチングパーツでディテールアップ。

艦船図鑑は戦艦「日向」と五十口径三年式十四糎砲で、現存する砲のカラー写真も2ページ18カット紹介されています。



傑作軍艦アーカイブ(7) 戦艦「扶桑」型/「伊勢」型 2019年 03 月号 [雑誌]: 世界の艦船 増刊
傑作軍艦アーカイブ(7) 戦艦「扶桑」型/「伊勢」型
2019年 03 月号 世界の艦船 増刊

★★★★★

考証機材:扶桑 山城 伊勢 日向

2019/3/3更新

扶桑型/山城型戦艦の写真集です。
全体的に特に目新しいものは無く、新造時から戦没までの艦の全景の写真が多く紹介されているようです。

前半の扶桑型では山城の5・6番主砲塔や、近代化大改装時のクローズアップ写真が5点ほど紹介されています。
後半の伊勢型も特に目新しいものはなく、カタパルトから射出された直後の瑞雲や、大破着底した戦後の写真なども紹介されています。



最も効率良く精密化できる艦船模型 戦艦編 2018年 12 月号
最も効率良く精密化できる艦船模型 戦艦編
2018年 12 月号モデルアート 増刊

★★★☆☆

考証機材 : 金剛 比叡 榛名 霧島 扶桑 山城
伊勢 日向 長門 陸奥 大和 武蔵

2018/12/6更新

最も効率よく精密化できる 艦船模型の制作テクニック集
帝国海軍 戦艦編

【本気で手を加えようとすれば、いくらでも加工箇所が見つかるのが艦船模型です。
一球入魂で隅々まで徹底的に作り込むのも、非常に面白いものですが、全ての艦船でそれを実現するのは、時間的にも金銭的にも現実的ではないという方が多いでしょう。
では、十分に見栄えが良くて、コレクションにも向く作り込みのバランスは、どれくらい?
本書ではそんな疑問に答えるべく、様々なコンセプトで作った十二戦艦を揃えてみました。
皆様の制作時のさじ加減の参考になれば、幸いです。】

というのが、本書の概要です。
艦船模型制作におけるジレンマを少しでも軽減するための一冊です。

作例はフジミ1/700金剛、ハセガワ1/700金剛、フジミ1/700艦NEXT比叡、フジミ1/700榛名、フジミ1/700霧島、アオシマ1/700扶桑、フジミ1/700山城、フジミ1/700航空戦艦伊勢、ハセガワ1/700日向、フジミ1/700長門、フジミ1/700陸奥、ピットロード1/700大和、タミヤ1/700武蔵の順で紹介されています。

長門型、大和型では組み立て説明書のようなモノクロイラストが紹介されており、「説明書の抜粋でポイントを見極めよう!作ってみて分かった絶妙な注意点と注目点のまとめ」が解説されています。

画像はすべて作例とキットのもので、実艦の写真はありません。





ネイビーヤード(39) 2018年 11 月号 [雑誌]: Armour Modelling 別冊
ネイビーヤード(39)2018年 11 月号
Armour Modelling 別冊

★★★☆☆

考証機材 : 艦橋

2018/12/3更新

【特集】
艦橋っておもしろい!
その構造から各所の役割、変遷まで − 帝国海軍軍艦模型特盛りで解説!

フジミ1/200大和艦橋の発売を受けて「艦橋」の特集です。
まずは戦艦榛名の1/350作例で、艦橋の構造と役割が解説されています。
続いて日本海軍戦艦各型の特徴が、フジミ1/350金剛・扶桑・山城・日向、ハセガワ1/350長門、タミヤ1/350大和の艦橋の作例で解説されています。

「知ってるようで知らない艦橋のヒミツ」では、
なぜあんな形なのか?どこで何をしているのか?などなどが詳しく解説されています。

「ディテールアップパーツセットから超絶に作り込む戦艦扶桑1/700艦橋」では、
プラパーツの艦橋をまるごと置き換える、レインボーモデルのエッチングパーツセットを使用した、アオシマ1/700扶桑の作例が紹介されています。艦橋各階層の内部や下部の補強トラスなど制作過程や制作過程のチェックポイントも解説されています。
レインボーモデルのパーツセットはフジミの扶桑用に設計されているので、アオシマのキットへのすりあわせのテクニックが興味深いところです。

「近代化改装により変化する艦橋の構造」、「お国柄が現れる、列強それぞれの艦橋事情」では、
ピットロード1/700ウォースパイト、ピットロード1/700メリーランド、コロラド級・アイオワ級、ネルソン級・キングジョージ5世級、ビスマルク級などの戦艦の作例も紹介されています。

「フジミ1/200大和艦橋はこうなる」では、
改修前のテストショットと改修後のテストショットが各ディテールごとに解説されています。



モデルグラフィックス 2018年 06 月号
モデルグラフィックス
2018年 06 月号

★★★☆☆

考証機材 : 大和

2018/5/5更新

【巻頭特集】新たなる決戦の時が来た!
いざ、大和を作ろうではないか!!
「この大和、何か違うんじゃないか!?」そう感じたあなたの目はむしろ正しい!!

ピットロードの新製品 1/700 戦艦大和は、開発段階から研究家も参加したため研究成果と考証の塊と化し、現在進行形で解明されつつある大和の謎がすごい濃度で濃縮されています。
その考証の根拠と再現されたパーツなどが解説されています。

たとえば、
大和のフレーム間隔寸法表の数値と海底映像を元に舷窓や波切・通風塔を配置。
大和の舵と推測できる構造図の形状を採用したので、これまでとは違った形状の舵パーツ。
信濃の防水油密区画図を元に艦底の給排水孔を再現。
などなど、ほかにも多数の新考証の解説が紹介されています。

パーツやモールドの解説だけでなく、純正パーツを使用した制作過程のチェックポイントも、火器まわり・船体・エッチングパーツ攻略・塗装/ウェザリング・木甲板シートと解説されています。

キット制作のためだけでなく、新考証の確認の資料としても参考になります。



ネイビーヤード(37) 2018年 03 月号 [雑誌]: Armour Modelling 別冊
ネイビーヤード(37)2018年 03 月号
Armour Modelling

★★★☆☆

考証機材 : 大和

2018/3/29更新

巻頭グラビアは艦娘も登場の戦艦扶桑と山城。
アオシマ1/700のリテイク版とリニューアル版を比較しながら、制作過程のチェックポイントが解説されています。

特集 いま、大和はここまでわかっている!
いまわかっている考証を詰め込んだキットとして2017年末にリリースされた、ピットロード1/700大和を検証した特集です。
プラモデルメーカー開発者×戦艦大和研究家の座談会形式で、このキットが誕生したバックボーンが紹介されています。

続いてフジミ1/200 大和型 九四式46センチ3連装主砲塔と、ピットロード1/35 日本海軍 九六式25mm三連装機銃の作例が紹介されています。
「アナタノ知ラナイ兵器」では、大和型に搭載された状態の二一號電探改三空中線装置のイラストが紹介されています。

「1/700戦艦大和エッチングパーツ使用法講座」では、細密工作の達人が伝授する1/700エッチングパーツ工作の基礎が、制作過程とともに解説されています。

大和キットの作例は、アオシマ1/700 大和 1945年天一号作戦参加時と、ピットロード1/700 大和 最終時の完成状態が紹介されています。
大和型のライバルとして、ベリーファイア1/700 BB-67 未完成戦艦モンタナの作例が、アイオワ級・大和級の作例とならべて比較されており、その巨大さがよくわかります。

「一艦入魂!艦船模型ナノ・テクノロジー工廠」はアオシマ1/700 水上機母艦 秋津島。
「ダイオラマにおける海面表現とレイアウト」では、KATOのウォーターシステムの塗料やジェル状素材などが紹介され、透明な水の表現や波頭へのハイライトなどの表現技法が解説されています。



傑作軍艦アーカイブ(5) 戦艦「金剛」型 2018年 03 月号 [雑誌]: 世界の艦船 増刊
傑作軍艦アーカイブ(5)戦艦「金剛」型
2018年 03 月号世界の艦船 増刊

★★★★★

考証機材 : 金剛 比叡 榛名 霧島
 

2018/2/22更新

戦艦「金剛」型の特集です。
初公開を含む当時のモノクロ写真が多数紹介されています。

巻頭カラーグラビアでは模型とカラーイラストが紹介されています。
船の科学館の1/96霧島の模型と、新造時の「金剛」、マリアナ沖海戦時の「榛名」の模型のカラー写真が紹介されています。
後半ではこれらのキットにも触れています。
以下は鮮明な当時のモノクロ写真が続きます。

★金剛の建造から竣工まで
金剛の進水直前の艦首・艦尾の写真や新造時の全景が6ページ紹介されています。

★榛名の建造から竣工まで
神戸川崎造船所で艤装中の写真や、主砲発射の写真などが2ページ紹介されています。

★霧島の建造から竣工まで
船台に据え付けられたキールから始まり、防御甲板取付け工事、上中下甲板の工事、主缶積込み工事、進水直前の艦首からと艦尾からの最上甲板、華やかな進水式、3番砲塔旋回盤、竣工直後の全景などなどの写真が18ページ紹介されています。
霧島が完成していく様子が詳細に解説されています。

★竣工後から第1次改装直前まで
金剛型各艦の全景や、金剛と比叡の上空からの全景、霧島の羅針艦橋や前檣楼などの艦橋構造物のクローズアップ写真などが10ページ紹介されています。

★第1次改装時
横須賀工廠のドックに入渠中の金剛や、改装後の各艦の全景が16ページ紹介されています。

★練習戦艦時代の比叡
右舷後方から見た前檣楼背面、右舷前方から見た前檣楼と2番砲塔などのクローズアップ写真や、4番砲塔が撤去された全景が6ページ紹介されています。

★第2次改装完成から太平洋戦争直前まで
昭和13年10月21日に米駆逐艦から撮影された、本誌初掲載の写真が紹介されています。
霧島の左舷前部と1番砲塔から艦尾までの写真で、九五式水偵と九四式一号水偵も写っています。
鮮明な写真は少なくなっていますが、全景の写真など18ページ紹介されています。

★太平洋戦争
米艦上機から撮影されたものも含め6ページ紹介されています。

以下は本文として、「金剛型の建造計画」「金剛型のメカニズム」「幻の金剛代艦」などの解説が続きます。



モデルグラフィックス 2017年 07 月号
モデルグラフィックス 2017年 07 月号

★★★☆☆

考証機材 : 伊勢 大和 金剛
  

2017/5/28更新

巻頭特集:やっぱ戦艦でしょ 元気が出る夏の戦艦レシピ
大戦艦総進撃 夏の陣
まずは2017年度版戦艦キットガイド・日本海軍編ということで、ボックスアートでのラインナップ紹介。

作例の最初はフジミ1/700日本海軍戦艦 伊勢。戦艦はゴチャゴチャしてるのがカッコいい!!
製作過程と製作チェックポイントが解説されています。
続いてフジミ1/700日本海軍航空戦艦 伊勢。それは いちばんカッコいい戦艦のカタチ

航空戦艦ときたら瑞雲ですが、「艦これ」1/1瑞雲計画の進捗状況も紹介されています。
1/1【原寸大】の瑞雲の風防・外板・エンジンシリンダーなどのカラー写真が掲載されています。
外板はリベットや塗装ハゲまで再現するコダワリ仕様。
全容が明らかになるのは今夏の予定とのこと。

アオシマから1/700 戦艦 大和の発売が決定しました。
本書では、アオシマの開発担当者も交え、試作品を使用してのレビューが紹介されています。
海底から発見された武蔵のフェアリーダーに大和との差異が確認されたため、新キットでは艦首御紋章付近は別パーツとなっています。
副砲は三方スライド金型で抜いているので、側面の放熱板や後ろの扉もプラスチック成型で再現されています。
甲板のモールドも新しい考証を取り入れたパターンとなっています。

大和つながりで、フジミから発売予定の1/200 戦艦大和 九四式46センチ3連奏主砲塔のテストショットも紹介されています。
いわゆる、大和型主砲「だけ」のキットです。
ビッグスケールのため内部構造も作りこまれており、後部扉は一般的なヒンジの右開きのモールドとなっています。

最後に、今話題のカジカ1/700 日本海軍超弩級巡洋戦艦 金剛 大正三年 が紹介されています。
金剛はイギリスで建造された最後の戦艦ですが、その竣工当時の姿がキット化されています。
ランナーについた状態のパーツと作例が紹介されています。
パーツは非常に繊細なつくりとなっており、ランナーからパーツにつながるゲートがすごく細い高品質なキットとなっています。
作例はシンプルな艦影ですが、木製甲板シート・真ちゅう製金属砲身・純正エッチングパーツセット・マスキングシートなどをフルに使用した、迫力のある力作が紹介されています。



傑作軍艦アーカイブ(3) 戦艦「長門」型 2017年 02 月号 [雑誌]: 世界の艦船 増刊
傑作軍艦アーカイブ(3)戦艦「長門」型
2017年 02 月号 世界の艦船 増刊

★★★★★

考証機材 : 長門 陸奥
  

2017/1/25更新

グラビアカラーページは8ページ。
船の科学館所蔵の 1/100 陸奥の大型精密模型が5ページ、フジミ1/700長門の作例が2ページ、長門・陸奥の側面図のカラーイラストが1ページとなっています。
大戦末期の迷彩塗装のものはありません。

本編前半は長門と陸奥の当時のモノクロ写真が多数紹介されています。
前檣楼の構造がよくわかる新造時の艦橋艤装工事中の写真や、艦橋内部のショット、航空作業甲板の九五式水偵などディテールアップの参考になりそうな鮮明な写真が多数紹介されています。
特に目新しい写真はありませんが、おなじみの写真の撮影時期や艦各部位の内容が詳しく解説されています。

後半は
長門型の開発と整備計画
長門型のメカニズム
長門型の装甲と防御
などの解説が続きます。



ネイビーヤード Vol.32 戦艦 大和、さあ、どれを作る? 2016年 07 月号
ネイビーヤード Vol.32
戦艦 大和、さあ、どれを作る?
2016年 07 月号Armour Modelling 別冊

★★★☆☆

考証機材 : 大和 高雄 愛宕 Z級駆逐艦
  

2016/7/13更新

特集 1/700から1/350まで大和模型大集結
「さぁ、どの大和を作ろう?」

大和模型1/700スケールは、トミーテック、フジミ 特シリーズ/艦NEXTシリーズ、タミヤの4キットの製作ポイントが紹介されています。
1/700以外ではタミヤ1/350、ハセガワ1/450、フジミ1/500のキットの製作ポイントが紹介されています。
それらの合間に、大和に関するトリビアが解説されています。

特集後半は、大和型の特集ではおなじみのフジミ1/700紀伊、フジミ1/700武蔵が紹介されています。
トミーテック1/700技MIX 地上航行模型 戦艦大和、モデルファクトリーヒロ1/700大和、アオシマ1/700アルペジオ版ヤマトはオマケ的に紹介されています。

「アナタノ知ラナイ兵器」では改丁型駆逐艦の四式聴音機一型や機関配置についての解説と、艦尾上部構造物のモノクロイラストが紹介されています。

特筆事項として、「第二次大戦のドイツ海軍 Z級駆逐艦大図解」では、駆逐艦Z39の艦上構造物や砲塔のモノクロイラストで各部位が解説されています。
年代別の側面図も紹介され、各型の艤装の違いなどが解説されており、数少ないドイツ駆逐艦の貴重な資料といえます。
本書後半は、ヤマシタホビー1/700響とタミヤ1/700「鬼怒」改造「由良」とアオシマ1/700神通の5500トン級軽巡の製作ポイントが紹介されています。

巻頭特集は「艦これ」
重巡洋艦高雄と愛宕のディテールアップポイントの紹介です。
組み立てと塗装の手順などの製作過程も解説されています。



艦船模型スペシャル 2016年 03 月号
艦船模型スペシャル2016年 03 月号

★★★☆☆

考証機材 : 扶桑 神州丸 香取 翔鶴 あきづき 艦載機 矢矧
電探 信濃 速吸 ワスプ 伊19 三笠 報国丸 愛国丸 護国丸

  

2016/2/17更新

特集:艦船模型テクニックガイド2
ベーシックテクニックから話題の最新テクニックまで、さまざまな作り方が紹介されています。
実艦の当時のモノクロ写真も部分的に紹介されています。

まず最初は
★艦橋のディテールアップ 「扶桑の艦橋を目いっぱい精密に作ってみた」
作例はヤヌス・シコルスキー氏の図面集と学研太平洋戦史シリーズ「扶桑型戦艦」を参考に、昭和8年の状態を再現しています。
キットはアオシマ1/700扶桑を使用しています。
下から順番に階層ごとに積み上げていく製作過程も詳しく丁寧に紹介されており、近代化改装後の複雑な構造を再現するテクニックが解説されています。

★主砲身のディテールアップ工作
大和型砲塔の作例を使って、金属製砲身を使用した場合・ドリルで砲口を開口した場合・色差しで砲口を再現した場合の3種類の再現方法について、製作過程とともに解説されています。
ドリルで砲口を開口する際に中心からずれないようにするコツも紹介されています。

★レジンキットの作り方
作例はNICO1/700神州丸を使い、基礎からパーツの下地作り、接着、塗装までが製作過程とともに非常に細かく解説されています。
パーツが変形していた場合の矯正方法など、実践的テクニックも紹介されています。

★煙突のディテールアップ 「煙突にエッチングパーツを組み込む」
頂部の格子、整流板、ジャッキステー等、ディテールの集中する煙突にエッチングーパーツを追加するテクニックが解説されています。

★筆塗り塗装のテクニック 塗装でリアリティを追及する筆塗りによる塗装表現
作例はアオシマ1/700香取。
筆塗り塗装の利点。筆の選び方、塗料の選び方、筆塗りのポイントなどが製作過程とともに解説されています。
艦橋床のリノリウム甲板の塗り方や、基本色となる軍艦色の塗装テクニックなども参考になります。

★ダメージモデルのテクニック 迫力ある生き生きとしたモデルを作りたい
メインの作例は南太平洋海戦で4発の命中弾を受けた1/700翔鶴を再現しています。
盛り上がった飛行甲板には、木製甲板シートを使って板がちぎれた状態や折れ曲がった状態を表現しています。
ファインモールド製真鍮帯金丸穴などの汎用エッチングは、甲板裏の桁や骨格フレームなどの再現に使用されています。

★LEDを使ってみる LEDを使って模型に光を!電飾のテクニック
海上自衛隊護衛艦あきづきの作例ですが、LEDや光ファイバーを使ってミサイル発射の瞬間を再現しています。
非常にリアルで興味深いギミックの作り方が製作過程とともに解説されています。

★艦船模型の航空機テクニック 改めて考えると一番目立つ装備品
艦船模型における航空機について考えてみた
1/700スケールの零式三座水偵、九四式水偵、零戦、九七式艦攻の完成形のみの紹介です。

★大型模型の作り方 1/100矢作の建造
前号の艦船模型スペシャルで紹介されたフルスクラッチ1/100矢作の製作過程が抜粋で紹介されています。

★ウェザリングテクニック 艦船模型のウェザリング
GSIクレオスから発売されているウェザリング塗料などが紹介されています。

★モデラーのための電探講座
大和に搭載された21号電探や13号電探などのカラーイラストとともに日本海軍の電探の構造やシステムについて解説されています。

ニューキットセレクションでは、ハセガワ1/450信濃・アオシマ1/700速吸・アオシマ1/700ワスプ&伊19潜・ウェーブ1/200三笠の作例が紹介されています。
特筆事項として信濃の水密試験用の図面が2ページにわたり紹介されています。
ここでは、航空機用燃料タンクのまわりにコンクリートが充填されていたことや、格納庫内に防火用のカーテン状のものがあることがわかります。

後半日本の客船では
特設巡洋艦となった報国丸・愛国丸・護国丸が側面図カラーイラストとともに解説されています。


戦艦「武蔵」の真実 (Gakken Mook)
戦艦「武蔵」の真実 (Gakken Mook)

★★★★★

考証機材 : 武蔵
  

2016/1/15更新

2015年8月に発行されていた資料ですが、先日発見したのでリポートします。
結論から言うと武蔵の海底調査の資料としては最も見やすく、コストパフォーマンスの高い資料です。

巻頭は海底に沈んでいる現在の武蔵の状態がCGで再現されており、残骸の散乱状況などがよくわかります。
決定的なのは潜水調査での武蔵のカラー写真の大きさです。
これまで見たどの資料よりも大きく掲載されいるため非常に見やすい資料となっています。
その数も最多ではないかと思われます。

また、写真の部位のCGや模型・当時のモノクロ写真なども掲載されているため、どの部位がどうなっているのかが良くわかるように解説されています。
今回発見された新事実も含めて、大和との相違点もCGとイラストで解説されています。
武蔵製作のための最新資料の決定版といえます。



「武蔵」と世界の戦艦 2016年 01 月号 [雑誌]: 丸 別冊
「武蔵」と世界の戦艦
2016年 01 月号 [雑誌]: 丸 別冊

★★★★★

考証機材 : 武蔵
  

2015/12/21更新

丸1月別冊
「武蔵」と世界の戦艦 蘇える鋼鉄の覇王

2015年3月に発見された武蔵の海底写真と、同じ部位の模型の写真を並べて6ページで紹介されています。
1ページにつき6カットのため、さほど大きな写真ではありませんが、すべてカラー写真です。
続いて、柱島の爆沈戦艦「陸奥」の海底写真が4ページ紹介されています。
こちらも武蔵と似たり寄ったりの大きさのカラー写真です。

その次は原色で見る終戦直後の「長門」のカラー写真が4ページ紹介されています。
こちらは、おなじみの当時のムービーからの写真のため画像自体は鮮明さを欠いています。
同じくムービー抜粋のカラー写真から、サウスダコタの釜石艦砲射撃「16インチ砲吠える」が紹介されています。

この後は現存するアメリカ戦艦のカラー写真が6ページ紹介されています。
BB-61アイオワ・BB-62ニュージャージー・BB-64ウィスコンシン・BB-60アラバマなどのミュージアム・バトルシップです。

軍艦「武蔵」写真集では、武蔵の当時のモノクロ写真が14ページ紹介されています。
ほとんどおなじみの写真ですが、武蔵の前部主砲発砲シーンと2番主砲塔後部付近の写真も紹介されています。
これらは武蔵の初代砲術長の永橋中佐が保管していたもので、おそらく初公開の写真と思われます。

グラビア後半は日本海軍と世界の海軍の戦艦の当時のモノクロ写真が31ページ紹介されています。
本書後半は「WWU世界の戦艦データファイル」として、世界の28タイプの戦艦の能力調査が解説されています。



1/700艦船模型の製作術 総ざらい(1) 2015年 12 月号 [雑誌]: モデルアート 増刊
1/700艦船模型の製作術総ざらい(1)
2015年 12 月号モデルアート 増刊

★★★★☆

考証機材 : 日本海軍艦船
  

2015/11/21更新

上級テクを極める!1/700
艦船模型の製作術 総ざらいEXPERT1
おなじみ総ざらいシリーズ、1/700スケールモデルのワンランク上の仕上がりを約束する効果テキメンのケース別テクニック集

第一章「舷側のディテールの検証」では
菊花御紋章・アンカー付近・フェアリーダー・プロペラガード・舷窓・舷外電路・空母スポンソン支柱など、舷側部分の別売りパーツ、エッチングパーツなどの紹介や加工方法などが製作過程とともに詳しく解説されています。
また、実艦の鮮明な当時のモノクロ写真も解説付きで多数掲載されており、ディテールアップの資料として参考になります。

第二章「甲板表面の材質と、甲板上のディテールの検証」でも
当時のモノクロ写真が紹介されており、実艦の木甲板やリノリウム甲板の質感などが検証されるとともに、昨今販売されている木製甲板アクセサリーキットやリノリウムフィニッシュなどの使い方も製作過程とともに解説されています。
艦首アンカーチェーンや引き込み口・甲板の支柱・ホーサーリール・運搬軌条なども紹介されています。
空母の甲板では飛行甲板の細部構造が検証されており、繋止眼環・滑走制止装置・着艦制動索などの表現方法や、空母ならではの別売りパーツなどが紹介されています。

第三章「艦橋のディテールの検証」では
司令塔スリットや窓枠・遮風装置・ラッタル・舷梯・信号張りロープの再現のための汎用エッチングパーツなどが紹介されています。
第四章「1/700キットの作例に見る様々なディテールアップ術」ではピットロード1/700涼月・フジミ1/700大和・タミヤ1/700夕張・ハセガワ1/700赤城・アオシマ1/700香取型の作例が紹介されています。
赤城の作例では、ハセガワ1/700航空母艦赤城ディテールアップパーツセットの製作過程が紹介されています。
ここでは飛行甲板裏の補強材や支柱の組み立て過程が詳細に解説されており、失敗しないポイントが紹介されています。



艦船模型スペシャル 2015年 09 月号
艦船模型スペシャル 2015年 09 月号

★★★☆☆

考証機材 : 金剛 榛名 利根 筑摩 熊野 鈴谷 矢矧 雪風 清霜 千歳
  

2015/8/16更新

栗田艦隊レイテへ出撃す!!
特集:決戦!レイテ沖海戦シリーズ2 栗田艦隊1(第二部隊)
サマール沖海戦

オープニングはフジミ1/350金剛の作例から。
フィギュアを配置した洋上ジオラマ仕立ての作例です。
ディテールアップパーツはポントスモデルとフライホークの2種類を使用し、両方の良いとこ取りとなっています。
22号電探はベテランモデル社、甲板はフライホーク社製木甲板シートを使用しています。
各部位ごとの製作工程も見開き2ページで紹介されています。

フジミ1/700金剛とフジミ1/700榛名の作例に続いて、タミヤ1/350利根の洋上ジオラマ風の作例が紹介されています。
出撃準備中の停泊した状態を再現し、艦載機は零式三座偵察機が5機配置されています。
航空機作業甲板の考証はリノリウム甲板として再現し、前部・後部マストは強度を持たせるために真鍮線に作り変えています。
ここでは洋上のさざ波を表現するための「ちらし塗装」の概念図が解説されています。
作例のような、南洋の美しい水面などを再現したい場合に非常に参考になります。

続くフジミ1/700利根とアオシマ1/700筑摩・タミヤ1/700熊野・タミヤ1/700矢矧では製作工程の解説も紹介されています。
中でも、タミヤ1/700矢作は1972年発売のベテランキットにもかかわらず、甲板の表現に海魂のエッチングパーツを使用するなど手を加え、ニューキットに負けない仕上がりとなっています。

特別記事では、ピットロードコンテスト金賞受賞作品のアオシマ1/700水上機母艦千歳が紹介されています。
1/700スケールとは思えないほどの精密感あふれる本作品はバイアス湾上陸作戦時の千歳を再現したもので、満載された艦載機もアクセサリーの域を超えてひとつの作品として仕上がっています。

ニューキットセレクションでは、ヤマシタホビー1/700吹雪とフライホーク1/700イギリス海軍軽巡洋艦ナイアド1940の作例が紹介されています。



モデルアート 2015年 08 月号
モデルアート
2015年 08 月号

★★★★★

考証機材 : 武蔵
  

2015/6/28更新

特集「武蔵の真実2015」
最初で最後!?の「武蔵」特集
潜水調査が明かした新事実を元に「武蔵」最終時を1/350&1/700で再現
海底の「武蔵」を考証家が分析する!
シブヤン海に眠る大和型戦艦二番艦の実像が明らかに

という非常に熱のこもった表紙のサブタイトルにもあるように、先日発見された戦艦武蔵の映像をもとに新事実が多数解説されています。
実艦の画像や、作例のカラー写真・モノクロイラストで解説されている部位は以下のとおりです。
・防空指揮所付近・電探室付近・12.7cm連装高角砲/高射装置付近・後部見張所脇スポンソン付近・主砲射撃指揮所信号灯ヤード・伝令所・機銃指揮装置・右舷探照灯管制器・カタパルト操縦台内部
などなど、新事実やこれまでの定説を裏付ける映像が紹介されています。
特に艦橋最上階ふきんでは、右舷寄りにずれていた信号灯ヤード下端や増設された遮風カウルなどの新発見とともに、形状の定かでなかった防空指揮所伝令所の存在が確認されています。
また、後部見張所に増設されたスポンソンがあったことも新発見として紹介されています。

これらの事実を踏まえて、「武蔵」最終時の忠実再現に挑んだ作例が掲載されています。
タミヤ1/350「大和」改造による「武蔵」の作例は、ライオンロア製エッチングパーツ「至高の大和」が使用されており、作例を使用したモデリングチェックポイントも詳細にわたり解説されています。

戦艦「武蔵」最終時再現のレシピとして、
@舷側、航空機作業甲板、艦橋周辺機銃座の改造Aシールド付き機銃への変更B旗甲板の構造物配置
C防空指揮所の改造D防空指揮所にカウル追加E艦橋背面のラッタル配置の改造F旗甲板の小型化
G22号対水上電探の改造と設置位置変更H下部艦橋背面の兵員待機所の追加I電探室の拡張
J九四式高射装置の改造K特設機銃座の改造L煙突後部九四式高射装置増設位置の改造
M見張所追加N艦尾ジブクレーン支柱形状の改造
などがあげられ解説されています。

1/700スケールでは、タミヤ1/700「武蔵」竣工時、フジミ1/700フルハル「武蔵」最終時の製作攻略法が解説されています。
また、ハセガワ1/48零式水上観測機11型 武蔵搭載機の製作ポイントも紹介されています。

巻頭グラビアは、第54回静岡ホビーショーでタミヤが発表した1/32デ・ハビラント モスキートの開発中のパーツのカラー写真が紹介されています。
機首/コックピット周り、主翼周り、エンジン/主脚周りの中身ギッシリのパーツと、付属のフィギュアを見ることができます。
NEW KIT REVIEWではアオシマからニューリリースとなった紫電改「改1」と「改2」の作例とディテールアップポイントが解説されています。




ネイビーヤードVol.28
2015年 03 月号 [雑誌]
Armour Modelling 別冊

★★★☆☆

考証機材 : 日米戦艦 妙高 那智 足柄 羽黒 北上
  

2015/3/10更新

巻頭特集 「模型で見る、模型で知る 日米比較戦艦史」です。
日米戦艦の発達史がキットの作例を使って解説されています。
違った進化を遂げた日米戦艦の特徴を各時代ごとに比較したり、「はたして戦艦大和は最強だったのか?」などの考察も紹介されています。

本書のオープニングは艦娘絡みの妙高型重巡洋艦の作例紹介です。
艦橋・前部マスト・後部マスト・煙突・汚水捨管など、妙高型4隻各部位の微妙な違いがハセガワ・フジミ1/700洋上キットで解説されています。

「やっぱり軽巡が作りたい!」では、1938年3月の軽巡洋艦北上・1941年12月重雷装艦北上・1945年1月回天搭載艦北上など3種類の北上の作例が紹介されています。




艦船模型スペシャル
2015年 03 月号 [雑誌]

★★★☆☆

考証機材 : 扶桑 山城 最上 満潮 朝雲 山雲 時雨
ペンシルバニア ポートランド ウェストバージニア

  

2015/2/15更新

決戦レイテ沖海戦シリーズ1 西村艦隊 スリガオ海峡海戦
の特集です。

史上最後の艦隊決戦となったレイテ沖海戦が、特集として不定期でシリーズ化されます。
第一回目は単独でレイテ湾に突入した西村艦隊の大特集です。
1/700スケールで再現された全艦キットの作例と、モノクロイラストの二面図が紹介されています。

表紙の写真はフジミ1/350戦艦扶桑のジオラマで、部分的製作過程と徹底モデリングガイドが16ページ紹介されています。
本作例の艦載機銃はベテランモデルズのキットが使用されており、乗組員のフィギュアも多数配置されています。
泊地での補給風景を上空から見ているような、迫力の作品です。
当時のモノクロ写真も紹介されていますが、戦史解説の参考資料程度です。

対するアメリカ艦隊は、ドラゴンモデル1/700BB-38ペンシルバニアと、タミヤ1/700インディアナポリス改造CA-33ポートランドの作例が紹介されています。
スリガオ海峡海戦当時のアメリカ海軍第77任務部隊のメジャー32デザイン7Dの迷彩塗装も紹介されています。
CA-33ポートランドは見開き2ページで側面図のカラーイラストとカラー見本が紹介されています。
BB-48ウェストバージニアも見開き2ページで側面図のカラーイラストとカラー見本が紹介されています。
反対側の舷側はBB-45クラスの戦艦の当時のモノクロ写真が紹介されているので、その迷彩パターンがわかります。
当時の米艦のカラーリング資料として非常に参考になります。

ニューキットの紹介では、アオシマ1/700特設水上機母艦「君川丸」の作例が紹介されています。
日本艦図鑑では空母赤城の飛行甲板の水密パッキンの構造などが解説されています。



MODEL Art (モデル アート) 増刊 帝国海軍戦艦総ざらい 2015年 01月号
MODEL Art(モデル アート) 増刊
帝国海軍戦艦総ざらい2015年 01月号 [雑誌]

★★★☆☆

考証機材 : 日本海軍戦艦
  

2014/12/25更新

総ざらいシリーズ戦艦偏です。
帝国海軍戦艦の「艤装品」や「時代ごとの変遷」、各社プラキットの制作方法が網羅されています。

第一章「戦艦の兵装」では、36cm・40cm・46cm主砲から始まり副砲・高角砲・機銃などが紹介されています。
戦前の戦艦に搭載されていた毘式40mm機銃の実物の写真も掲載されています。
毘式40mm単装機銃は駆潜艇の主砲として装備された状態の当時のモノクロ写真が1カット紹介されており、毘式40mm連装機銃はタイの潜水艦学校に現存する機材のカラー写真が1カット紹介されています。
この連装機銃はプラパーツどころかどのキットにも付属していないので、単装機銃を二つ貼り合せての再現が紹介されています。
兵装の次に「日本海軍の艦砲射撃について」の解説があります。
ここでは「艦砲射撃の手順」や「射法」「レーダー射撃」などが紹介されています。
また、図解:『「大和」の測距儀について』では佐藤邦彦氏のカラーイラストで、そのシステムと画像の見え方などが解説されています。第二章「プラキットの製作術」では1/700キットの紹介や作例の製作過程などが紹介されています。
第三章「戦艦の艦型別解説」ではモノクロイラストの二面図と、実艦の当時のモノクロ写真で各艦の変遷が紹介されています。



艦船模型スペシャル 2014年 09月号
艦船模型スペシャル
2014年 09月号 [雑誌]

★★★☆☆

考証機材 : 伊勢 日向
  

2014/8/17更新

幻の戦力に終わった悲運のハイブリッド戦艦 航空戦艦「伊勢」「日向」の特集です。
例によって精巧に作りこまれた作例が多数紹介されています。

作例最初は
★「航空戦艦の特異なシルエットを大型モデルで再確認」
フジミ1/350航空戦艦「伊勢」昭和18年の作例が紹介されています。
続いて、
★「丹精にまとまった機能美を再現 伊勢型戦艦の魅力を再確認」
ハセガワ1/700戦艦「伊勢」昭和16年の作例と製作過程が紹介されています。
ここではレインボーモデルから発売されているディテールアップセットが使用されており、製作時のチェックポイントが詳細に解説されています。
★「シャープさとディテールが生きる 完全自作で蘇る雄姿」
フルスクラッチビルド1/700戦艦「日向」昭和15年の作例では、フルスクラッチの際の図面製作や材料加工のノウハウなどが解説されており、1/700スケールの日向の三面図も紹介されています。
「プラモデルではどうしてもプラの塊になってしまうが、プラバンの組み合わせでは薄くシャープに仕上がる。」というコメントが印象的な作品です。
★「果たせなかった航空戦艦の活躍を今、机上に再現する」
フジミ1/700航空戦艦「伊勢」では瑞雲を装備した状態を再現しています。
★「航空戦艦改装直後を再現」
ハセガワ1/700航空戦艦「日向」改造では飛行作業甲板に機銃が増設される前の状態を再現しています。

特別記事
大型艦船模型の作り方では、フルスクラッチ1/96航空戦艦「日向」の製作中のカラー写真が紹介されています。
完成までに10年の歳月を要したこの作品は「工作と言うよりは、もはや建造」という表現がピッタリです。
作例の最後は現用護衛艦「いせ」「ひゅうが」の作例の解説となています。

最後に「伊勢型戦艦の生涯」の解説と、「図説 伊勢型戦艦の変遷」のモノクロイラストの二面図が紹介されています。
このモノクロイラストは同じページの上段に「伊勢」、下段に「日向」が掲載されており、同じ時期の「伊勢」と「日向」の相違点が比較できるようになっています。
このイラストが竣工時から最終時まで11ページで解説されており、当時のモノクロ写真も数点紹介されています。
また、「伊勢型戦艦 艦橋/後檣の変遷」では艦橋単体と後檣単体のモノクロイラストでその変遷が解説されています。

特別折込み解説では「英空母『ハーミーズ』と並んで投錨する『長門』『陸奥』」の昭和3年の未発表写真が紹介されています。
日本海軍艦船図鑑は、航空母艦「赤城」その3として空母「赤城」の艦首部が再検証されています。



丸 2014年 07月号
丸 2014年 07月号 [雑誌]

★★★★★


考証機材 : くろがね四起 伊勢 日向
  

2014/5/28更新

巻頭カラーグラビアでは国内で発見された「くろがね四起」のカラー写真が4ページ紹介されています。
下記の「歴史群像」に掲載されているものと同一の車輌ですが、本書は大判の書籍だけあって写真のカットが大きめとなっているため、見やすくなっています。

特集は「伊勢・日向 ハイブリッド戦艦の軌跡」
航空戦艦伊勢・日向の壮絶な最期が、当時のモノクロ写真9ページで紹介されています。
最初のページは呉で空爆を受けている伊勢の空撮の有名なワンショットですが、以降は戦後米軍によって撮影された伊勢・日向の被害状況の未発表記録写真です。着弾箇所が英語で記入されています。

ここでは、爆撃で被害を受けた艦橋や、垂れ下がって取り付け基部の見える高角砲砲座、爆弾の直撃によって穴のあいた第3砲塔の天蓋、爆撃のショックで転落したエレベーターなどディテールのよくわかるショットが掲載されています。
射出甲板はコンクリートが粉々になった様子が写っており、コンクリートが充填されていたことがよくわかります。



MODEL Art (モデル アート) 増刊 連合艦隊わだつみの浮城 2013年 03月号
MODEL Art (モデル アート) 増刊
連合艦隊わだつみの浮城
2013年 03月号 [雑誌]

★★★☆☆

考証機材 : 大和 長門 金剛 霧島 榛名 扶桑
山城 伊勢 日向 三笠 赤城 翔鶴

  

1/350 日本海軍艦船模型写真帖というサブタイトルどおり、以前艦船模型スペシャルで紹介された1/350スケールの日本海軍主力艦模型のフルカラー写真集です。

各メーカーを代表するフラッグシップ的スケールの艦船模型を、エッチングパーツなどでディテールアップした超弩級作例ばかりなので実艦さながらの迫力があります。
製作過程は最後にモノクロ写真で簡潔に解説されている程度で、作例はすべて完成状態の写真です。
大型本にフルカラーなので非常に見やすく、ディテールアップの参考になる資料です。

作例は各艦によって再現時期が異なっています。
大和1945年・長門1941年・金剛1944年10月・霧島1942年・榛名1934年・扶桑1944年10月・山城1943年・伊勢1944年10月・日向1937年・三笠1905年・赤城1941年・翔鶴1941年となっています。
表紙の写真は戦艦扶桑の最終時の艤装を再現しています。



図解・八八艦隊の主力艦
図解・八八艦隊の主力艦

★★★★★

考証機材 : 赤城 加賀 長門 陸奥 天城 紀伊 土佐

  

当時のモノクロ写真と1/700の完成予想図などの図面がメインの、八八艦隊主力艦の資料です。
八八艦隊の残された公式図面をもとに、戦艦4タイプ(長門型・加賀型・紀伊型・11号艦)8隻と巡洋戦艦2タイプ(天城型・13号艦)8隻、計16隻の図面集となっています。

当然、写真は実在した長門型が中心となり、空母となって生き残った赤城・加賀も艦型の資料として紹介されています。
また、その存在の記録をかろうじて残すことができた戦艦「土佐」の建造中の写真や、進水式の写真、沈没していく写真など貴重な写真も掲載されています。
当時のモノクロ写真は、長門型14ページ、加賀型11ページ、天城型2ペーシ、主砲および主砲弾4ページ゙が掲載されており、公式資料をもとに詳細に解説されています。

「図解・八八艦隊の主力艦」というタイトルどおり、本書の半分は図面で構成されています。
完成予想図の二面図や内部側面図、艦橋・後部艦橋・マストなどの各甲板平面図など、各部位ごとの配置図や断面図など多種、多数の図面が紹介されています。



MODEL Art(モデル アート)増刊 日本海軍 戦艦大和 2012年 02月号
MODEL Art (モデル アート)増刊
日本海軍 戦艦大和 2012年 02月号 [雑誌]

★★★☆☆

考証機材 : 大和 武蔵

  

タミヤ新金型1/350大和のリリースに呼応しての増刊です。
タミヤのニューキットは巻頭で作例が紹介され、すでに発売されている他社のビッグスケールキットやハンドレールセットの紹介もされていますが、そのあたりは年末に発売されたモデルアート2月号と内容がカブリます。

次に大和最終時の各部位のカラーイラストが8ページ紹介されています。
艦首の錨見台から始まり、主砲塔・艦橋・煙突・マスト・25mm機銃座のバリエーションや起重機・射撃指揮所などなど、艦上構造物のディテールが総天然色で三次元に描かれています。
しかしながら、あくまでもイラストであり図面ではありませんので、そのあたりの資料的価値はいかがなものかというところです。

続いて大和と武蔵の竣工時から最終時までの艤装の変遷が10ページにわたり紹介されています。これは上面図と側面図で解説されており、副砲配置の新?考証も紹介されています。
また、大和新造時の艤装工事中の3番主砲塔の写真を解析することによる主砲塔の形状の真実に迫る企画もあり、大和の考証のウンチクとしてはおもしろい内容となっています。



艦船模型スペシャル 2011年 09月号
艦船模型スペシャル 2011年 09月号 [雑誌]

★★★☆☆

考証機材 : 山城 扶桑 香取型 初春型 大鳳 ローマ 氷川丸

  

最近ニューリリースとなった、フジミ1/350日本海軍戦艦山城の巻頭特集から始まります。
作例では、キットの設定どおりの昭和18年と最終時、昭和19年のレイテ沖海戦時が紹介されています。
どちらもエッチングパーツなどの別売りパーツを駆使して、みごとなできばえとなっています。

続いて、完全リニューアルとなったアオシマ1/700「香取型」軽巡洋艦の紹介です。
こちらは、当時のモノクロ写真や解説も多数紹介されています。

そして、またまたアオシマのニューキットの日本海軍「初春型」駆逐艦の全艦の作例紹介と各艦の相違点がイラストで解説されています。
特筆事項として、ハセガワ1/350日本郵船「氷川丸」のテストショットが掲載されています。



帝国海軍の礎 八八艦隊計画 (歴史群像シリーズ)
帝国海軍の礎 八八艦隊計画
(歴史群像シリーズ)

★★★★★

考証機材 : 長門 陸奥 赤城 加賀 天城 紀伊 土佐

  

タイトルどおり、この計画なくして連合艦隊は存在し得なかったともいえる、艦隊決戦のための主力艦整備計画の全貌が解説されています。
巻頭は長門と陸奥のモノクロ写真とCG着色カラー写真が掲載されています。

CG着色カラー写真は鮮明なものが少なく、これといった目新しいものはありません。
が、昭和45年〜46年に引き上げられた「陸奥」のカラー写真は、まさに実艦のものだけに資料的価値も高く、分断され錆びた艦体の各部位が後半7ページにわたり紹介されています。

計画艦の資料も図面やモノクロ写真で多数紹介されています。
巡洋戦艦「天城」は、大正10年9月10日製図の完成状態公式図がワイド折込みで紹介されており、この図面により「天城」は1本煙突の艦型であったことが判明しました。
この艦型こそがまさしく、八八艦隊計画の戦艦の艦型といえるのではないでしょうか。

川崎造船所が製作した、戦艦「加賀」の完成状態の精密模型のモノクロ写真も掲載されています。
この模型と写真は昭和元年に一般公開されたそうです。
また、進水後の工事中止により、三菱長崎造船所の岸壁に係留された、艦上構造物の無い「土佐」のモノクロ写真も3枚掲載されています。



軍艦メカ 日本の戦艦
軍艦メカ 日本の戦艦



日本海軍艦艇写真集・別巻 戦艦大和・武蔵 (呉市海事歴史科学館図録―日本海軍艦艇写真集別巻)
日本海軍艦艇 写真集・別巻
戦艦大和・武蔵
(呉市海事歴史科学館図録
日本海軍艦艇写真集別巻)


日本海軍艦艇写真集 戦艦・巡洋戦艦 (呉市海事歴史科学館図録―福井静夫コレクション傑作選)
日本海軍艦艇写真集
戦艦・巡洋戦艦
(呉市海事歴史科学館図録
福井静夫コレクション傑作選)



戦艦大和・武蔵・長門・陸奥 (ハンディ判日本海軍艦艇写真集)
戦艦大和・武蔵
・長門・陸奥
(ハンディ判
日本海軍艦艇写真集)




戦艦 扶桑・山城・伊勢・日向 (日本海軍艦艇写真集)
戦艦 扶桑・山城・伊勢・日向
(日本海軍艦艇写真集)



戦艦 金剛・比叡 (日本海軍艦艇写真集)
戦艦 金剛・比叡
(日本海軍艦艇写真集)


戦艦 榛名・霧島―戦艦時代の夜明け (ハンディ判日本海軍艦艇写真集)
戦艦 榛名・霧島
戦艦時代の夜明け
(ハンディ判日本海軍
艦艇写真集)



戦艦大和―The battleship Yamato 1/100 super scale model (〈歴史群像〉シリーズ)
戦艦大和
The battleship Yamato 1/100
super scale model 〈歴史群像〉シリーズ)



大和型戦艦 (2) (〈歴史群像〉太平洋戦史シリーズ (20))
大和型戦艦 2〈歴史群像〉
太平洋戦史シリーズ (20)

★★★★★

考証機材 : 大和 武蔵 信濃

  

おもに大和型の主砲と主砲塔が中心の資料です。
内部まで精密に再現された46cm主砲塔の1/72スケール模型や、亀ヶ首射場と戦艦「信濃」用主砲の解説など他に見られない資料が紹介されています。

特筆事項は、アメリカに展示されている「米海軍の16インチ徹甲弾で射抜かれた戦艦信濃の主砲塔前楯」のカラー写真で、1ページワンショットの大判で6ページにわたり掲載されており詳しい解説もされています。

また、初公開?の武蔵の第2砲塔後部の写真と、その推定イラストも必見です。
ちなみに、大和型の主砲塔背面には出入り口があったいわれていますが、その詳しい構造は謎となっております。
その他、あの有名な大和の左舷後方から撮られた艤装中の写真も、各部位別にクローズアップされて10ページにわたり解説付きで掲載されています。



1/700戦艦の作り方―Takumi明春の1/700艦船模型“至福への道”其之弐
1/700戦艦の作り方
Takumi明春の1/700艦船模型
“至福への道”其之弐

★★★☆☆

考証機材 : 長門
  

1/700ウォーターラインシリーズのアオシマ製「長門」の製作指南書です。
甲板を面いちにする方法や、エッチングパーツの水密扉、艦橋の窓枠の設置など全工程を写真と解説でていねいに説明しています。
この長門を製作するだけで、他の艦種にも応用できるノウハウを紹介しています。
たとえば、・・・
Q.組んでから塗装する?塗装してから組む?
Q.エッチングパーツは何でどうやって接着するの?
Q.煙突を開口してリアルにするにはどうしたらいいの?
Q.エッチングパーツの手すりのきれいな貼り方は?
Q.ブルワークはどうやって薄く見せるの?
Q.木甲板の模様はどうやって再現するの?などなど他にもたくさんのノウハウがつまっており、艦船ビギナー必読の一冊です。長門だけでなく、他の艦種(空母や巡洋艦他)のエッチングパーツも多数紹介されています。



帝国海軍軍艦作例集―Takumi明春の1/700艦船模型“至福への道”其之壱
帝国海軍軍艦作例集
Takumi明春の1/700艦船模型
“至福への道”其之壱

★★★☆☆

考証機材 : 大和 武蔵 赤城 大鳳 隼鷹 摩耶
  

1/700ウォーターラインシリーズの完成作例集で、製作過程等の画像はありません。
大和は天1号作戦時の設定で、武蔵は捷1号作戦時の設定となっています。
乗組員を配置したり、エッチングパーツ等を駆使してこれでもかというくらいにディテールアップされているのですが、コテコテせず重厚感をだしているところがさすがといったところです。



金剛型戦艦―日本戦艦史に燦然と輝く功多き歴戦艦の全軌跡 決定版
金剛型戦艦 決定版
日本戦艦史に燦然と輝く功多き歴戦艦の全軌跡
(歴史群像 太平洋戦史シリーズ Vol. 65)

★★★★★

考証機材 : 金剛 比叡 榛名 霧島

  

艦体断面図の図面や当時のモノクロ写真、比叡の1/100スケール模型の写真を中心に金剛型戦艦の詳細が紹介されています。




長門型戦艦―帝国海軍のシンボル「長門」「陸奥」の激動の軌跡を詳解
長門型戦艦帝国海軍のシンボル
「長門」「陸奥」の激動の軌跡を詳解
〈歴史群像〉太平洋戦史シリーズ (15)



伊勢型戦艦―航空打撃力を有する世界で唯一の航空戦艦 (〈歴史群像〉太平洋戦史シリーズ (26))
伊勢型戦艦
航空打撃力を有する世界で唯一の航空戦艦
〈歴史群像〉太平洋戦史シリーズ (26)



扶桑型戦艦―帝国海軍初の超弩級艦「扶桑」「山城」、その誕生と最期 (〈歴史群像〉太平洋戦史シリーズ (30))
扶桑型戦艦
帝国海軍初の超弩級艦
「扶桑」「山城」、その誕生と最期
〈歴史群像〉太平洋戦史シリーズ (30)



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